スポンサーリンク
「うなりやベベン」とは
NHKEテレ「にほんごであそぼ」でうなりやベベンを演じていた浪曲師の国本武春さんが、24日未明、東京都内の病院で急性呼吸不全のため亡くなりました。55歳でした。
うなりやベベン・・・大好きでした。我が家の子供たちもよく真似していたので、この訃報はかなりショックでした。
うなりやべべんこと国本武春さんは、千葉県出身の浪曲師です。
三味線にブルースやロックを取り入れるという型破りなスタイルで人気を博しました。
90年にCDデビューし、リズム感いっぱいの演奏に合わせたパワフルな歌声で人気を集め、ブルースやロックなどの演奏家とも共演して国内外で評価されました。
寄席にとどまらず、宮本亜門さん演出のミュージカル「太平洋序曲」やテレビドラマなどにも出演しました。
「にほんごであそぼ」では、派手な衣装やメークの「うなりやベベン」役で、子どもから人気を博しました。
私が知っているのは、「にほんごであそぼ」でのベベンとしてのお姿だけでしたが、国内外でかなり活躍された偉大な方だったのですね。
その派手な衣装とパンチの利いた歌声もさることながら、歌詞がいいんです!!あの歌声と相まってジーンときます。三味線もうまい!かっこいい!
私の中では特に、「こころよ」という歌が最高なのです!
こころよ では いっておいで
しかしまた もどっておいでね
やっぱり ここが いいのだに
こころよ では いっておいで
この曲は、明治の詩人八木重吉の詩にうなりやベベンさんが曲を付けた作品です。覚えやすいメロディーとパワフルな歌声。本当に素敵でした。日本語の素晴らしい「ことだま」を感じさせてくれる作品です。
これからの放送でもうベベンに会えないの?
NHKの公式ホームページにおいては「うなりやベベンさんについて」こう記されていました。
うなりやベベンさんは、ご自身が
国本武春さんの一番弟子だとおっしゃっていました
浪曲師としての活動と一線を画し
子ども達に日本語を楽しく伝えることを望んでいらっしゃいましたので
ご本人とご遺族の意向を尊重して
「にほんごであそぼ」では、うなりやベベンは生き続けます
国本武春さんのご冥福をお祈りいたします
ということは、これからも新しい映像は無くても、うなりやベベンを「にほんごであそぼ」で観られるということのようです。新しい映像がもう作られないのはさみしいけれど、またお姿を拝見して元気をいただきます。
いままでありがとう!うなりやベベンさん!
謹んでご冥福をお祈りいたします。
こちらの記事もよく読まれています
スポンサーリンク
この記事へのコメントはありません。